2015年 シネマアワード!
ベスト3の発表です!
3位『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』
→イギリス政府が半世紀にも渡りひた隠しにしていた真実の物語。てらいのない正統派の演出でありながら脚本の構成がとにかく巧みで、アラン・チューリングという男の成し遂げた偉業、そしてその悲劇的な半生を途轍もない迫真性を持って描いた大傑作。デジタルカメラ全盛の現代、敢えてフィルム撮影にこだわった気品あふれる映像も特筆すべきところ。
2位『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
→2015年最大の衝撃。従来の映画文法を根底から覆す革新的な一作であり、ジョージ・ミラーという監督の底知れぬバイタリティに心底敬服せざるを得ない映画史に残る最強のアクション映画。火を噴くギター、エンジン、そしてシャーリーズ・セロン。驚くほどにシンプルな物語構成でありながら、人間の尊厳、世界の秩序、生への渇望、この世の全てが詰まった驚愕の一作。
1位『スターウォーズ フォースの覚醒』
→ごめんなさい(笑)
いや、作品としての革新性や衝撃度を言うならマッドマックスに軍配が上がるのは確かですよ。しかしSWという神話をこの上ない形で再生させたという偉業もそれと並び称されるほど困難なものであり、称えられるべきだと思うんですよ。あとはもう、個人的な好みですね(^^;
砂漠より宇宙が好きなんです(笑)
・・・と、いうわけで2015年シネマアワードでした。
全体としての感想は、良質なエンターテイメント作品が多かったということ。とくにシリーズ作品の続編が例年以上に多かったと思いますが、その多くが高い志とクォリティをもった傑作であったのが嬉しいところでしたね。
ランキングからは惜しくも漏れましたが『インサイド・ヘッド』、『ミッション:インポッシブル ローグネイション』、『アントマン』、『マイ・インターン』、『ナイトクローラー』、『マジック・イン・ムーンライト』なども是非とも観て戴きたい傑作です。
いろいろな意味で豊作の一年でした(^^)
来年も素晴らしき映画との出会いがありますように。
それでは、良いお年を!
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