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シネマレビュー その4 『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』

category :  2015.12.5 

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世界中で親しまれるチャールズ・シュルツによる名作コミックの3Dアニメ。

何をやってもうまくいかない少年、チャーリー・ブラウン。 あるとき彼は転校してきた赤毛の女の子に一目惚れをしてしまう。 一方、チャーリーの愛犬であり親友のスヌーピーは、パイロットになりきり空想の大空へと飛び立つが・・・

スヌーピーと暮らしたくなっちゃう

予告を見た時点で期待はしてたんですよ。

2Dのキャラクターを3D化するのは技術的に相当な困難が伴うそうなのですが、本作のスヌーピーたちは我々が抱くイメージそのまま!モフモフとした触感まで感じられる3Dの完成度は見事と言うほかありません。

そんな可愛さ溢れる彼らがどんな物語を紡ぎだすのかとワクワクしながら観てたんですが・・・

これが驚くほどアヴァンギャルドで(笑)

 

あらすじにもある通り、本作はチャーリーの恋物語とスヌーピーの空想の冒険、この二つを主軸に進みます。普通ならこの二つの物語が互いに影響しあい、やがて集束して大きな感動を呼ぶはずですよね。

でも本作は、笑っちゃうくらい全然絡まない(^_^;)

本当に、無関係な話が二つ並んでるだけなんですよ。

しかも、それぞれの話もほとんど行き当たりばったりでちっともまとまりがない!一般的な映画文法による面白さを期待する人ほど面食らうと思います。

 

・・・こう書くと単に支離滅裂な中身なのかと思われるでしょうが、決してそうなってはいないのが本作のミソでして。

要するにこれ、子どもたちの目に映る世界そのものなんですよね。

その証拠に、本作には原作と同じく、大人が一人も登場しません。

「社会」という大人の世界を認識する直前の、幼年期を脱していない子どもたち。我々観客は、そんな彼らを見守る親であり、教師であるという、一種のメタ構造となっているわけです。

公園で遊ぶ子どもたちを見かけたときに感じる、あの無邪気さ。これこそが、本作に流れる可愛さの根源なんだと思います。

 

そんな可愛さの中にあるからこそ、挟み込まれた哲学的なテーマが、なお光る!

 

何をやってもうまくいかないチャーリー・ブラウン。

でも、決して自分を捨てなかったからこそ、最後に幸せが待っていました。

 

自分が自分であることを、幸せに思う。

そんなふうに毎日を過ごせたら良いですね(^^)

 

豪華子役陣による吹替えも見事なハマりっぷり。

この冬、大切な人と観る映画としておすすめの一本です!

 

札幌市で『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』映画を上映している映画館は「ユナイテッド・シネマ札幌(サッポロファクトリー内)」「札幌シネマフロンティア(ステラプレイス内)」です。(2015年12月5日時点)

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